もりのきBLOG「おそらくはそれさえも平穏な日々」 旅の家 北海道・小樽 杜の樹より

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書を捨てよ町へ出よう 20:41
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    今年もたくさんの旅行ガイドブックが出ている。
    さらにインターネットなどでたくさんの情報が流されている。
    TVでも旅番組が多い。

    それらを否定するわけではないが、
    そこに記されているのは一部の情報であるし、コマーシャリズムによるものが多い。(そうでもないのもあるけど)

    こういった声を耳にしたことがある。
    「これこれ、この写真と同じー!」
    ガイドブックを片手に小樽運河を訪れていた観光客である。
    ガイドブックに載っている写真の「確認の旅」。
    あるいは、「検証の旅」。のように僕は感じてしまう。
    確かに、そういった旅もいいだろう。
    写真で見た風景を自分自身で見てみたい。
    そこで同じように写真を撮ってみたい!
    ガイドブックに載っていたお寿司屋さんで、ガイドブックに載っていたイクラ丼を食べてみたい!
    ガイドブックに載っているお土産を買いたい!
    TVで話題の生キャラメルを食べたい!

    それって「カタログ販売的旅」?

    そんな風に感じてしまうのは、僕だけだろうか?


    まだ旅に出るだけましだ。
    ガイドブックやインターネット、TVで見て知った知識だけで、旅に行った気分になり、行かないで済ませてしまうことも少なくないだろう。

    「旅は発見と体験」

    僕は常にそう思っている。
    出掛けに地図を眺め、目的地までの大体の方向と道順を覚える。
    あとはひたすら歩く。
    ときどき横道に入ってみたりして、自ら道に迷う。
    そこで何かを見つける。
    写真では見たことのない景色があったり、ガイドブックには載っていないお店があったり、ネコがいたり、犬に吠えられたり・・・
    いつしか目的地か遠く離れてしまい辿り着けないこともある。
    それでもいい。
    発見したものが心に残り、迷ったことが体験になり、経験になる。

    それにいろいろ選べることやいろいろ迷えることが実は「自由」なのだと僕は思う。

    そんな旅が僕は好きだ。

    もちろんちゃんと地図を見て旅をすることもある。(それはそれでいい。)

    どんどん迷おう。
    なんでも見よう。
    たくさん体験しよう。

    さあ、大いに迷って自分の旅をしてください。
    そこにはガイドブックでもインターネットでもTVでも紹介されないあなただけの旅があるはずだから。

    まあ、僕も未だにいろいろ迷って生きていますが・・・

    僕は「ここいいですよ!」とか「この店はオススメですよ!」と提言するのが実はあまり好きじゃない。
    それは僕の本当に私的なイメージでの話でしかなく、旅人の想像力や行動力を制限してしまうように感じるからだ。
    それでも、聞かれれば、「ここはいいよ!」とか「このルートがいいかも」と言ってしまうし、オリジナルの観光マップを作ったりブログなどで紹介したりしている。
    矛盾しているが、そうせざるを得ないこともある。それに「迷う旅」を望んでいない旅人も多くなってきた。僕の好みを押し付けるようで好きではないが「杜の樹のオススメ」を語る場合も多い。
    僕はまず旅人の好みを聞くようにしている。出来る限りその好みにあったお店や場所を紹介するようにする。それも1件だけでなく数件。
    ただ僕の選択が偏っていたり、間違っていることは大いにあるので、そのときは許してください。


    「書を捨てよ町へ出よう」評論・戯曲・映画:寺山修司
    | Keep on walkin' 1999-2009 | comments(0) | posted by masa - -
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